こんにちは、アイデザインホーム大阪支店・設計担当の田中です(^^)
前回、洗面所のサブウェイタイルをDIYで貼ってみた様子をご紹介したのですが
今回は、タイルDIYシリーズの続編で
お部屋の壁の一部にアクセントでタイル(エコカラット)を貼ってみたところを
ご紹介したいと思います。
(前回の記事はこちらです。)
現場に届いたエコカラットがこちら(#^^#)
寝室の壁の一部に貼る計画でして「グラナスハルト」というエコカラットを選びました。
グラナスハルトは、レンガを積んだようなデザインで定番の商品ながら
根強い人気があり、私も好みのデザインです(^^♪。
DIYでエコカラットを貼る予定の壁面はココです。
寝室と通路(室内干しスペースとしても使える想定)の間仕切り壁で
下地の石膏ボードの状態です。
(クロス用のパテで塗られているので、
エコカラットのボンドがくっつくか、ちょっと心配ですが・・・)
そのほかの天井や壁は壁紙が貼り終わってます。
箱から取り出して並べてみました。
ランダムに見えるデザインは、数種類(4種類?)で構成されていて
厚みもデザインによって薄いものと厚いものに分かれています。
ズームアップしてみると、1枚がこんな感じです。
ちなみにエコカラットというのはタイルの一種なのですが
普通のタイルと違って、軽石のように超細かなスキマが空いた素材で
お部屋の湿度が高い時は湿気を吸収し
お部屋が乾燥している時には溜め込んだ湿気を放出してくれます。
すぐれた調湿性能で快適な湿度を保とうとしてくれるのですが
その効果は珪藻土の約6倍、調湿性能のある壁紙の25倍以上なんだそうです。
またニオイや有害物質も吸着してくれるので、
とにかくお部屋の空気をキレイにしてくれる素材なのです。
結露を抑え、カビやダニの繁殖の抑制も期待できるので
洗濯物の部屋干しにもおすすめです(^^♪
単にデザイン性なら、数多くある純粋なタイル製品のほうが
優れたものがたくさんありますが、この効果も期待して
エコカラットを採用しました(#^^#)
エコカラットは紙粘土みたいに軽くて割れやすいので
カットするときは、こうやって針のような器具で
キズをつけて、板チョコを割るように『パキッ』っとカットします。
こんな感じでカリカリと溝を掘ってから、割ります。
割っただけでは、断面がギザギザしてるので
ヤスリでなめらかにします。
こうやって、ボンドを塗ります。
ボンドはクシの目のようにデコボコにつけることで
しっかりと密着して接着性能を発揮してくれます。
まずは壁の木口から貼っていくことにしました。
エコカラットをはじめ、タイルには『役物(やくもの)』といって
コーナー用のL型のパーツもあるのですが
結構、割高なお値段がするので、
平ものを突き付けて納めるようにしました。
写真にちょっとだけ写ってるんですが
エコカラットは割った中身は灰色をしてるんです。
勝手なイメージですが
なんだかニオイや湿気を吸着してくれそうな感じに見えてきます(笑)
(・・・それにしても、木口に貼る作業は
結構めんどくさいし難しかったです・・・泣)
こんな風に、事前に壁の寸法を測って、キレイに納まるように
何cmカットしたもの、どこに貼るか、何枚必要か、割付を考えます。
ちゃんと検討してからカットしたのですが・・・
どこで間違えたか、こんな中途半な隙間が空いてしまったり・・・( ;∀;)
思ったほど綺麗には仕上がってくれないもので
ちょっと貼っては確認して調整して、って感じで
なかなか貼り進みません( ゚Д゚)
ようやく10段貼り終わりました。
このグラナスハルトは目地を設けない仕上がりなのですが
それでも1~2mmぐらいの隙間を空けることで凹凸が際立って
重厚感がでるので、短冊状にカットしたプラバンを挟みながら
貼り進んでいきます。
これだけ貼れただけでも達成感がある反面、
先はまだまだ長いです((+_+))
しかし、とりあえず10段を試行錯誤したことで
貼り方の要領は分かったので、人手を増やして
完成を目指すことにします(^^)/
助っ人がやってきてくれました!
前回のサブウェイタイルで
タイル貼りの要領がちょっと分かった息子ふたりが参加です(^^♪
ボンドを塗って、プラバンを挟んで位置を合わせてます。
真剣なまなざしで頑張ってる次男です。
そして家族全員参加です。
タイル貼り素人集団ですが、それでも4人で貼ると
どんどん貼りあがっていきます(^^♪
自分たちで貼ったタイル壁、いい思い出になって
大事に愛着を持ってくれるんじゃないかな(^^♪
そして、ようやく完成しました♪
せっかく表情のあるエコカラットを貼るので
凹凸の陰影が、より活かせるように
上部は天井を掘り込んで、
雰囲気のある間接照明にしました。
扉も取りついて、床のカーペットも仕上がって
寝室の内装が完成です(*’ω’*)
日差しの入り方がアーティスティックな瞬間を
撮影してみました。
扉の柄は、前回ご紹介した造作洗面のカウンターや
室内の要所に合わせて使用しているアイカの面材で
室内コーディネートに統一感を持たせています。
左右対称に扉が2枚ついた不思議な部屋ですが
このタイル壁と扉の裏側は
廊下から寝室への通路兼部屋干しスペースになっていて
普段、両方の扉を開けていることが多い想定なので
2枚の扉をエコカラット壁の裏に引き込んだときに
壁の幅ちょうどに納まってエコカラット壁だけに見えるように設計しました。
左右の扉の幅が違うのは、左側が寝室のメインの出入り口で
右側が寝室を介してバルコニーに洗濯物を運ぶ時のみの動線なので
使用頻度にあわせて幅を調整した為です。
自分でエコカラットを貼ってみたり
いろいろと自分でやってみることで
気づくことは本当に多いものです。
これらの経験で得たものを、今後の設計にも
活かしていきたいですし
やっぱり住まいづくりは楽しいものだと実感しました(#^^#)
最後までお読みいただき
ありがとうございました(^^♪
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