広島建築課の宮川です。
年末年始の12月30日ころから1月3日ころにかけて西日本の上空にかなり強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まりそうです。
上空の寒気が強く雪雲が発達するため、雪は日本海側のみに留まらず、太平洋側や瀬戸内海側まで拡大。大晦日や元日は名古屋、広島などでも雪が予想されます。
この時期に凍結などの影響でエコキュートがエラー表示で稼働しなくなるというお問い合わせも多く発生しております。
年末年始でもメーカーコールセンターは対応しているのですが、実際に動くサービスマンさんがお休みだったり、豪雪や凍結で移動できない、そもそも修理部品が手配できない、といったことが起こる時期ですので、対応に時間がかかることが予想されます。まず、できる限りの予防をしていただければと思います。
今年の1月27日に本ブログで“エコキュートの凍結防止”という記事を上げさせていただきましたが、ぜひそちらもご覧いただければ幸いです。
寒風による気過冷却や雪の吹込みによる凍結防止のため、簡易カバーの設置をお勧めします。
今回は、当社で主に設置しているエコキュートのパナソニックとダイキンについて、凍結時に表示されるエラーコードについてお話させていただきます。
・パナソニック
U22、F12、H93など。
・ダイキン
HJ、FA、EC、E3、C45、C52、C55、C80、C81、
U51、UF など
配管凍結による水の動きが止まった際に発生することの多いエラーです。
実は上記のエラーの対処方法は『日中に気温が上がって自然解凍後に電源のリセット』が基本です。
また、給水が止まっているだけであればタンク内のお湯は蛇口をひねれば出てきますので、たまっている量のお湯は使うことができます。
念のため、31日の日中に満水にしておくことをお勧めします。
また、気温が下がるだけでなく積雪が多い場合は、
・パナソニック
F15
・ダイキン
E7
が発生することがあります。
これはヒートポンプ(室外機みたいな機械)のファンが停止した際に起こるエラーで、凍結でファンが回転できなくなったり、雪や霜で空気を取り込んだりできなくなった際に発生します。
ヒートポンプは前後が開いているために寒風や雪の吹込みを防ぐのは構造上難しいです。
また、エアコンの室外に似ている見た目通り、基本的に構造は同じ仕組みなのでエアコン室外機も同様の状況では停止することもあります。
積雪量が多い地域の方は念のため雪かきの用意をお勧めします。
それでは、急な寒波でお風邪など召されないようご自愛ください。良いお年を。