こんにちは、アイデザインホーム大阪支店・設計担当の田中です(^^)
先日(といっても少し前にはなりますが)家族で万博公園に
「ロハスフェスタ」というイベントに行ってきました。
ロハスフェスタは、コロナ以前から定期的に開催されているイベントで
名前を聞いたことはあったのですが
今回、はじめて行ってみました♪」
特に目当てがあったわけでもないので、食べ物メインでブラブラと秋の公園を楽しんでいました。
小物や雑貨も見てまわろう、とブラブラしていたとき
こんなお店があったので
長男に「こんな感じ、お母さんが好きそうじゃない?」って聞くと
「うん。ぼくもこういう感じ好きやわ」って、何気なく足を止めました。
確かに素朴さもあるオシャレな感じです。
なんでもバリで家具に使ったチーク材の端材を再利用して
職人さんが手彫りで食器などにして販売しているお店らしく
その辺がロハスに繋がっているようです。
お店のスタッフさんとそんな話をしていると
長男が「これ良いな♪」と手に取ったのはコレでした。
確かに雰囲気があって良い感じです。
普段、物を欲しがることが少ない長男ですが
気に入ったし欲しいみたいでした。
小学生の男の子が気に入ったことが珍しかったのか
スタッフさんも心なしか嬉しそうでしたが
お値段を聞いてみると、ちょっと微妙な表情で
「商品の底に値段のシールが貼ってますよ・・・」と
控えめに教えてくれました。
見てみると、「4200円」・・・( ゚Д゚)!!
4200円のお茶碗は、なかなか良いお値段ですよね・・・
息子も残念そうな顔をしてるのかと見てみると
一向に気持ちは揺らいでない様子でした。
「ほしいんか?」
「うん。」
「お小遣い出してでもほしいんか?」
「うん。出す」
ちょうど長男のお茶碗が壊れてしまって無かったこともあるのですが
後から本人に聞いたら「一目惚れやった」ぐらい気に入ったんだそうです。
さらに、本物の木材をそのまま木彫りしたものなので
●食洗器を使えない
●ニオイが移るので使う前に、軽く水で濡らす
●定期的にオリーブオイルを塗り込む
といったことも必要なんだそうです。
長男にそれでもほしいか聞いてみても
やはり気持ちは揺るがないどころか、
ますます気に入った様子でした。
「そんなに気に入ったんなら、半分は出してあげるから
残りはお小遣いで出しや」って親子で話しているのを聞いていたスタッフさんが
「実はこれ、学割があるんです!」と、値引きしてくれました。
(きっと、学割が元々あったわけではないと思います)
使いはじめてからの様子や感想なども教えてほしい、って
言われたことなど、一連のやりとりで
スタッフさんの気持ちも伝わってきて
(お茶碗にしては)高い買い物をしたのに
良い気持ちになりました(#^^#)
今回、このやりとりから思ったことは
ひとつは、ネットショッピングが当たり前になって
画面でクリックするだけで翌日には商品が届く時代ですが
人と接してコミュニケーションして買い物をすることの
楽しさ、商品そのものだけじゃなくて
買うまでの過程も含めた満足感が改めて良いものだな、と思いました。
住宅は、まさにそういうことのトップクラスの買い物ですし
自分が買い手になったときの
こういう気持ちを忘れずに
仕事したいものです。
ふたつめは、ロハスやSDGsといった精神や活動は
今後ますます大切になってきますし普及していく中で
今の世の中、安いものも溢れていますが
今回の長男のように
手間暇が掛かって面倒なもので
しかも決して安くなくないものでも
自分が気に入ったものを大切に使いたいと思う考え方は
今後、増えていくだろうと思いました。
家づくりでも
そういった家を好まれるお客様と
ご一緒できるのが楽しみです(^^♪
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