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- 暮らしの不快感、実は「窓」から? 窓リフォームで叶える、 心地よさと省エネの両立

冬になると足元から冷え込み、夏はエアコンをつけてもなかなか部屋が涼しくならない。そんな“なんとなく不快”を感じていたら、その原因は「窓」かもしれません。
築15年を超える住宅では、単板ガラスや古いサッシが使われているケースも多く、断熱性能や気密性の不足が顕著になります。さらに、外からの音が気になったり、朝日がまぶしくて目が覚めたりと、窓まわりが暮らしの快適さに与える影響は想像以上に大きいものです。

今回は、内窓の追加やサッシ交換といった「窓リフォーム」によって、断熱性・防音性・省エネ性を高める方法をご紹介します。ご家族のこれからの暮らしを、もっと快適に。そんなリフォームのヒントになればうれしいです。
目次
窓が変われば、暮らしが変わる
冷気・暑さを防ぐ「内窓」の追加
今ある窓の内側に、もうひとつ窓を取り付ける「内窓リフォーム」は、もっとも手軽に断熱性を高める方法です。特に、アルミサッシ+単板ガラスの窓は、熱の出入りが大きく、夏は暑さ、冬は冷気の原因に。
内窓をつけることで空気の層ができ、外気の影響を受けにくくなるため、体感温度が大きく変わります。断熱材を入れ替えるよりも工期が短く、費用も抑えられる点から、築年数の経った戸建てでも取り入れやすいリフォームです。

実際に設置されたご家族からは、「冬でもエアコンをつけっぱなしにしなくて済むようになった」「窓際でも足元が冷えなくなって、リビングで過ごす時間が増えた」といった声も聞かれました。
まずは話を聞くだけでも
根本から改善するなら「サッシ交換」
もう一歩踏み込んだ断熱対策として効果的なのが、窓ごと新しくする「サッシ交換」です。特におすすめなのが、「複層ガラス」や「Low-Eガラス」などの高性能ガラスに対応した樹脂サッシへの交換。アルミよりも熱を伝えにくい素材である樹脂サッシは、結露も起きにくく、冷暖房効率が格段に上がります。
玄関近くの大きな掃き出し窓や、家族が長く過ごすリビングの窓など、使用頻度や面積の大きい部分に優先的に導入すると、日々の快適さがぐんと変わります。

「サッシごと変えると費用が高そう…」という印象があるかもしれませんが、実は今、国の補助金制度「先進的窓リノベ2025」などを活用すれば、工事費の一部を補助してもらえるケースもあります。
例えば、内窓設置なら最大10.6万円/ヶ所、外窓交換なら最大9.2万円/ヶ所といった定額補助が設定されています(窓の性能やサイズによって異なります)。
お気軽にご相談ください
断熱だけじゃない。
遮音・防犯・採光のバランスも
窓リフォームというと、「冷暖房の効きがよくなる」ことばかりに目が行きがちですが、実はそれ以外にもたくさんのメリットがあります。
例えば、外の車の音や近隣の生活音が気になるとき。内窓や高性能サッシによって遮音性も大きく向上します。また、防犯合わせガラスを選べば、窓からの侵入に対する抑止力にも。

一方で、断熱性だけを重視して窓のサイズや配置を大きく変えると、採光や眺望が損なわれるケースもあるため注意が必要です。断熱・遮音・防犯・採光——どれかひとつだけでなく、「その窓をどう使いたいか」という暮らしの目的に合わせてバランスよく考えることが大切です。
先進的窓リノベ2025事業とは?
補助金制度を賢く活用して、窓リフォームをお得に
「先進的窓リノベ2025事業」の最新情報に基づき、補助金の詳細を以下にまとめました。内窓や外窓の交換など、断熱性能を高めるリフォームを検討している方にとって、大きな後押しとなる制度です。
先進的窓リノベ2025事業の概要
この事業は、住宅の断熱性能を高めるための窓リフォームに対して、国が補助金を支給する制度です。対象となる工事には、内窓の設置、外窓の交換(カバー工法・はつり工法)、ガラス交換などがあります。

補助金額と条件
- 補助金額:1戸あたり最大200万円
- 補助率:工事費用の1/2相当(定額制)
- 申請下限額:1回の申請につき補助額が5万円以上であること
補助金額は、工事内容、窓のサイズ、断熱性能のグレード(SS、S、A)に応じて異なります。例えば、戸建住宅における内窓設置の補助額は以下の通りです。
グレード | 大サイズ | 中サイズ | 小サイズ |
---|---|---|---|
SS | 106,000円 | 72,000円 | 46,000円 |
S | 65,000円 | 44,000円 | 28,000円 |
A | 26,000円 | 18,000円 | 12,000円 |
対象期間と申請方法
- 工事着手期間:2024年11月22日以降
- 交付申請期間:2025年3月下旬〜12月31日まで(予定)
- 申請方法:工事完了後、施工業者がオンラインで申請
補助金は登録事業者であるアイデザインホームが申請し、住宅所有者様に全額還元します。
注意点
- 補助対象となるのは、外気に接する窓やドアの改修工事です。
- ドアの交換は、窓の改修と同一契約内で行う場合に限り対象となります。
- 中古品を使用した工事や、施主支給による工事は対象外です。
詳しい情報や申請手続きについては、公式サイト(先進的窓リノベ2025事業)をご確認ください。
ご自宅の窓リフォームを検討されている場合は、補助金を活用することで、費用を抑えつつ快適な住環境を実現できます。ぜひ、この機会にご相談ください。
うちの場合はどのくらいもらえる?
窓を変えたら、暮らしがどう変わる?
エネルギー効率のよさは、日々の安心につながる

窓リフォームによって、室内の気温が安定し、冷暖房の稼働時間が減ると、光熱費の節約につながります。特に電気代の高騰が続く中、「毎月の支払いがなんとなくラクになった」と感じる方も多いようです。
また、結露が軽減されることでカビの発生も抑えられ、健康面でも安心感が高まります。小さなお子さんがいるご家庭や、アレルギー体質の方にとっても見逃せないメリットです。
「冬でも陽だまりのようなリビングになった」「朝の結露拭きから解放された」そんなお声も、お客様から実際にいただいています。
暮らしを変えるにはまずここから
失敗しないために。
窓リフォームで気をつけたいこと
窓リフォームは、見た目が大きく変わらないため「簡単な工事」と思われがちですが、実は綿密な計画が必要です。
たとえば…
- 内窓の取り付けによって「開閉がしづらくなった」
- サッシ交換後に「日差しが入りすぎてまぶしい」
- 思っていたよりも「防音効果が感じられなかった」

私たちは、窓の性能だけでなく、光や風の入り方、使いやすさまでを総合的に見て設計しています。補助金の対象となるかどうかも、現地調査の段階で丁寧に確認しています。「どの窓から手を入れたら効果的?」「この部屋には内窓と交換、どちらが合ってる?」そんな疑問からでも、まずは気軽にご相談ください。
キッチンや床など他の部分もまとめて相談OK
まとめ
家の中でいちばん身近な「窓」から、快適さを整える
築年数を経た家に暮らすなかで、見た目にはわかりづらい「快適さの差」に気づくことがあるかもしれません。毎日を過ごす空間だからこそ、何気ない窓際の不快感が、暮らし全体の印象を左右していることもあります。

断熱・遮音・採光…どれも「窓」から整えられる快適さです。
大がかりなリフォームではなくても、ほんのひと工夫で暮らしは変わります。ぜひこの機会に、ご自宅の窓まわりを見直してみませんか?わたしたちは、お客様の「これからの暮らし」に寄り添ったリフォームを提案しています。
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