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- どこから手をつける? リフォームの優先順位に悩む方へ

「そろそろ、家のどこかを直したほうがいいのかも……」そう感じつつも、いざリフォームを考えると、
「まず何から始めたらいいんだろう」
「一度に全部は難しいし、順番がわからない」
と悩む方は少なくありません。
とくに築15〜25年ほど経った戸建て住宅にお住まいのご夫婦からは、
「子どもが巣立ち始めて暮らし方が変わってきた」
「設備が少しずつ古くなっているのが気になる」
といった声も多く聞かれます。

そんなときに役立つのが、「リフォームの優先順位」を整理するという考え方です。このコラムでは、部分的なリフォームを検討している方に向けて、どこから手をつけると暮らしやすくなるのか、失敗しないリフォームの進め方を、具体例とともにご紹介します。
目次
- まずは『暮らしのストレス』を洗い出すところから
- 動線の見直しで、暮らしはぐっと楽になります
- 性能アップで“なんとなくの不快”を解消する
- デザインの変更は最後でも遅くありません
- 補助金や時期を味方に、賢く進める工夫も
- 暮らしに余白が生まれると、毎日はもっと心地よくなる
- 失敗しないために大切にしたい考え方
- まとめ:迷ったときは、“暮らしの声”をたどってみてください
まずは『暮らしのストレス』を洗い出すところから

リフォームの出発点は、「なんとなく不便」「ちょっと気になる」と思っている“暮らしのストレス”にあります。たとえば――
- 使わない部屋が物置状態になっている
- ゴミ箱の置き場がいつも邪魔になる
- 買い物から帰ってきたとき、玄関からキッチンまでの動線が長くて運ぶのが大変
こうした毎日の中の“小さな違和感”が積もり積もって、大きなストレスになることも。私たちはリフォームのご相談を受ける際、まずこの「言語化されていない違和感」にじっくり耳を傾けるようにしています。
\「暮らしのストレス」相談OK/
動線の見直しで、暮らしはぐっと楽になります
暮らしの中の不便さを紐解いていくと、「動線の見直し」が効果的なケースがとても多いです。たとえば、
- 洗濯機から物干しスペースまでが遠くて毎日大変
- キッチンからゴミ出し場までのルートがまわり道になっている
- 玄関からパントリーやキッチンまでの動線が悪く、荷物を運ぶのが一苦労
こうした“ちょっとした遠回り”は、年齢を重ねるほど負担に感じやすくなります。実際、キッチン横にパントリーを新設した方からは、「買い物帰りの収納が本当に楽になった」と喜ばれていました。

また、2階の子ども部屋をそのままにしていたご家庭では、「ただ物を置いているだけの空間になっていて、なんだかもったいなく感じていた」とおっしゃっていました。趣味のスペースや来客用の寝室など、“今の暮らし”に合わせた使い方に切り替えることで、「家全体に無駄がなくなって気持ちがすっきりした」と感じる方も多いようです。
性能アップで“なんとなくの不快”を解消する

暮らしの不満は目に見える部分だけとは限りません。「なんだか寒い」「なんとなくじめっとしている」といった感覚は、断熱や設備の性能に原因があることが多いです。とくに築20年前後の住宅では、
- 窓の断熱性能が低く、夏暑く冬寒い
- 給湯器の劣化でお湯の温度が安定しない
- トイレや水まわりの節水・省エネ性能が低い
「まだ使えるから大丈夫」と思っているうちに、急な故障で困ったり、修理に高額な費用がかかったりすることも。とくに給湯器や窓まわりは、「壊れる前の交換」がコスト面でも安心です。
補助金でおトクに性能アップできるチャンスも
デザインの変更は最後でも遅くありません
「せっかくリフォームするなら、おしゃれにしたい」そう思われる方も多いかもしれません。もちろん、空間の印象を整える“デザイン”は大切です。ですが、先に整えるべきは「機能」と「快適性」。
壁紙を張り替えても、窓から冷気が入ってきては居心地が悪く、キッチンの色を変えても、動線が悪ければ不便なままです。「見た目は最後」と割り切って、まずは暮らしの快適さに直結する部分から優先すると、満足度の高いリフォームにつながります。
補助金や時期を味方に、賢く進める工夫も

最近では、住宅の断熱改修や高効率給湯器の導入に対して、国や自治体からの補助金が充実してきています。補助金の申請には条件や期間があるため、「あとでやろう」と思っているうちにタイミングを逃すことも。
また、リフォーム工事の内容によっては「冬を迎える前に工事を終えておく」など、時期の見極めも大切です。当社では、補助金を活用したリフォームや、タイミングに合わせた施工のご相談も承っています。
補助金の活用、時期のご相談もLINEでどうぞ
暮らしに余白が生まれると、
毎日はもっと心地よくなる
リフォームによって生まれるのは、ただの“新しさ”だけではありません。
- 洗濯の移動距離が短くなって、家事の時間に余裕ができた
- 冬のヒヤッとした朝がなくなって、朝の支度がスムーズに
- 片付けやすい収納ができて、リビングが散らからなくなった
そんな「気持ちの余裕」こそが、リフォームで得られるいちばんの価値かもしれません。

あるお客様は、洗面所のリフォーム後に「朝、家族と余裕をもって挨拶できるようになった」と話されていました。設備や間取りが整うと、不思議と心まで整うことがあります。
失敗しないために大切にしたい考え方
「せっかくリフォームするなら、後悔したくない」それは、誰もが思うことです。そのために大切なのは、「いまの家に何を求めているか」を見極めること。
- 毎日のストレスをどう解消したいのか
- 10年後も快適に暮らせるようにするには
- 設備が壊れたときに慌てないためには
この“暮らしの軸”が明確になれば、何を優先すべきかが見えてきます。見た目や価格に目を奪われがちなリフォームですが、「暮らし方」を基準にすることで、選ぶべき方向性が自然と決まってくるのです。
まとめ:迷ったときは、
“暮らしの声”をたどってみてください

リフォームには、正解の順番があるわけではありません。けれど、「何を優先するか」が見えてくると、進め方がぐっとラクになるはずです。迷ったときは、「いまの暮らしの声」に耳をすませてみてください。その中に、リフォームのヒントはきっと隠れています。
当社では、最初のヒアリングから設計・施工・補助金対応まで、ひとつひとつ丁寧にサポートさせていただきます。まずはLINEから、お気軽にご相談くださいね。
「どこから手をつければいい?」のお悩みも歓迎
