アイデザインホーム 建築部 白佐木です
先日、当社で契約している
産業廃棄物処理業者の中間処理施設と最終処分場へ
現地確認に行ってきました
廃棄物処理法にも、以下の様な努力義務が明記されており
『産業廃棄物を排出する事業者は、運搬や処分を委託する場合
当該産業廃棄物の処理状況に関する確認を行い
その産業廃棄物について発生から最終処分が終了するまでの
一連の処理行程における処理が適正に行われる為に
必要な措置を講ずるように努めなければならない』
そんな気持ちを持って、挑んで行きましたが
廃棄物の多さと、それを処理していく機械を見ていると
場内の雰囲気に圧倒されてしまうような気持になります
上の2枚の画像は岐阜の中間処理施設ですが
周辺環境に影響を与えないよう室内で作業が行われ
重機や破砕機などを使用して大きく分別したり
大きさを揃えたりする作業が有りますが
機械で分別できない部分は、やはり手作業で仕分になります
最終的に、それらがどうなるかと言うと
場内に設置されている、工場概要にも説明されていましたが
大半の物は固形燃料などへ、リサイクルされているようです
その他では
コンクリートガラは粉砕後、サイズごとに分別され、再生砕石へ
木材も機械によって粉砕され、程度の良し悪しで
燃料に使用されたり、建材の材料として再利用されます
石膏ボードは機械で粉砕後
表面の紙部分と内部の石膏部分に分別され
最終的にはリサイクルされるようです
どうしても再利用できない物は
最終処分場で埋め立てされる訳ですが
こんな感じの場所です
今回、広島、福山、岡山、岐阜
それぞれ、4業者の施設に訪問し感じた事は
正しく分別処理をして、再利用できる状態にするには
それ相応な費用が発生するという事
どうしても
捨てる物には、できるだけお金を掛けたくない
値切りたいって気持ちになりがちですが
適正な処分費用を支払い、適切に処理して頂く事は
本当に重要な事で
解体工事を含め、産業廃棄物の処理に関しては
値段が安い業者であれば良いって事ではなく
ちゃんとした産業廃棄物処理業者に
依頼する事が大事だと、改めて感じました