アイデザインホームの沼田です。
注文住宅のご相談の中で、時折介護に対応した家づくりのご相談があります。
室内のバリアフリー化や各部屋の導線など、様々な内容がある中にスロープ(坂道)があります。
そもそも住宅は地面から高い位置に建っており玄関までの一定の高さがあります。
車いすを利用する場合に必要となるのが入口までつながるスロープです。
ただスロープを作る場合にどの程度の勾配にするのが適切なのか分かりにくいものです。
下の図は参考の勾配です。
基礎の高さを仮に45cmとした場合、3つのスロープではそれぞれ使用できる車いすの種類や方法が変わります。
1/6勾配でスロープを作成した場合、電動車いすは昇り降り可能です。
介護者が補助する場合、昇る事はできますが降りる場合に車いすに乗っている方の重さによっては困難な事があります。
もちろん自力での昇り降りはとても困難です。
1/8勾配では、電動車いすと介護者が補助をしての昇り降りは可能ですが、自力ではまだまだ困難な角度です。
そして1/12勾配にすることで、やっと自力でも昇り降りが可能な勾配となります。
これらを参考にして土地選びや間取りのご検討をお手伝いしております。
その他にも様々なご提案があります。
またの機会に掲載いたしますのでお楽しみに!!