アイデザインホームの白佐木です
先月、アイデザインホーム東広島展示場で行いました
プチリフォームの一つ、襖の貼替作業をご案内します
襖とは言っても、吊押入れの開き戸で
表面の仕上げは襖紙ではなく、クロス(=壁紙)なんですが
コーディネーターが選んでくれた、その壁紙が
何だか、雪の結晶みたいな柄だらけで
壁に貼るのであれば
まあ、比べて手間が掛かるかな?程度ですが
襖自体、縁も無く、壁紙で表裏を巻込むタイプで
観音開きが3セット連続する、計6枚の扉
当然、扉になるので
扉と扉の間に、6mm程度の隙間もある
その辺を考えながらの割付になるので
職人さんは、本当に大変だったと思います
朝9時からスタートして、終了が午後3時頃
6枚の扉で6時間なので、1枚につき1時間の作業時間
ちなみに、今回の扉1枚が表裏で約2㎡弱なので
普通の壁に貼る事を思えば、5~10倍程度の手間が掛かっています
とりあえず、2枚貼り終わった状態が、上の画像
扉の中央、合わせ部分の柄が、ちゃんと連続しています
その先も、3枚目、4枚目と、全て柄を連続させたかったんですが
どうしても不自然な位置に、無駄な継手ができたり
材料のロスも沢山できてしまうので
今回は、1セット(2枚)ごとに合わせて頂きました
しかし、全体を並べてみると不連続の部分が気にもなり
展示場なので、見た目の優先でも良かったかも?と思いましたが
現実性の無い事を展示場でしても意味がないので
今回は、これで自分自身の中では正解とし、完成です
しかし、この職人さんは
仕事の一つ一つが几帳面なので、仕上りも本当に綺麗です
つい先日、知ったのですが
私が20年ぐらい前、現場監督の仕事を始めたころ
内装のクロス工事について
一から十まで、色々と教えて下さった
私にとっては神様みたいなクロス職人さんがいらっしゃいましたが
その方の息子さんとの事
改めて、血筋ってものを感じてしまいました