アイデザインホームの宮川です。
最近ご訪問時にご相談いただく事が多いのが、黄砂についての対策です。
例年4月ごろがピークなのでこの時期、窓や車が黄色くなったりしてお困りの方も多いと思われます。
①「家に入れないようにできるのか?」 ➞ フィルター等で軽減は可能です。
②「窓を開けてはだめか?」 ➞ ダメではないですが、全開よりは少しだけ開けるほうが良いです。
網戸やレースカーテンで軽減してください。
③「洗濯物は室内干ししたほうが良いのか」 ➞ はい、この時期は室内のほうが安全です。
等々、ご質問いただくのですが、事象ごとにお答えするよりも24時間換気システムである以上、また人が出入りする以上は完全に侵入を防ぐことは難しいので、(1)どこから入ってくるのか (2)掃除の方法 についてお話させていただきます。
玄関や開けた窓(網戸)はもちろんですが、すべて戸締りした状態でも吸排気するための換気口があります。
お手洗いや洗面脱衣室室等にある、内部に換気扇内蔵しているものが排気用で、外へ吹き出しているので基本的には黄砂や花粉が侵入してくるわけではありません。ここからずっと出している分の空気を外から入れて交換するのが24時間換気です。
この四角いものが部屋の上方にある方は、ここから外気を吸気しています。内部にフィルターがありますので、前面を外して掃除やフィルターの交換が可能です。
メーカー純正のものもあれば、市販品のPM2.5対応のものもあるようです。
ちなみに外壁側から見ると、吸気も排気も同じような見た目になっております。
また、「部屋にこんな四角いのはついていないよ」という方は、サッシ窓の上方をご覧ください。
換気框という機能があり、ここから外気を吸気しています。
こちらにも、フィルターが入っており外して掃除や交換が可能になっているタイプのものもあります。
お手入れ方法などは、サッシに貼ってある品番やQRコードで確認することができます。
いくら粒子が小さくても花粉やホコリと同じく質量があるものなので、人が寝静まった後や誰もいない留守中に空気中の黄砂が床に落ちて溜まります。床に積もったタイミングで掃除をしましょう。
掃除機で吸っても排気口から黄砂が出てくるため、まずは拭き掃除から始めましょう。先ほどの吸気口、テレビやコンセント周りなどの埃が溜まりやすい場所も忘れずに。
換気のために網戸を使用している場合、網戸を汚れたままにしておくと黄砂を部屋の中に侵入させてしまいます。網戸は外側に新聞紙を当てて掃除機で吸い取り、その後に固く絞った雑巾2枚を両手で挟んで水拭きするときれいになります。
濡れた洗濯物を黄砂の舞う外に干してしまうと、ふたたび黄砂が付着してしまいます。また、粒子の細かい黄砂は服の内部まで入り込んでしまいます。黄砂がふいている時にはできるだけ室内干しをしたり、大物の洗濯の際にはコインランドリーなどを活用しましょう。
最後に、外からの帰宅の際は玄関に入る前に衣類用ブラシではたいたり、洗面所での手洗い・うがい・洗顔の実施でかなり室内への持ち込みが減らせます。
花粉や黄砂の多いこの季節、しっかり対策して安全快適に暮らしましょう。