アイデザインホームの宮川です。
広島から近畿も月曜日にはこの度の台風10号の影響を大きく受ける恐れがあります。
古い話ですが、1991年の台風19号では広島県は大きな被害を受け。長期の停電状態となりました。
また、2年前の豪雨災害においても停電・断水により大変生活に影響があったことと思います。
今回のような猛烈な風台風では、電柱の倒れや電線の切断、海水が電線にかかることるでの停電がとても発生しやすいと考えられます。
この暑い時期に停電することで最も心配なのは熱中症です。
クーラーも使えず、冷蔵庫も止まります。無理のない範囲でできる限りの備えをしておくことをお勧めいたします。
車があることで、携帯の充電やクーラーの効いた部屋として使う、もちろん移動や運搬も可能になります。
エンジンをかけていないとすぐバッテリーは上がってしまうので、念のためガソリンを満タンにしておいてください。
ペットボトルに入った水をできるだけたくさん凍らせておくことで、保冷剤や氷嚢の代わりになります。
また、凍ったもの同士が冷やしあうことで冷たい空間を維持しやすくなるので止まった冷蔵庫でもクーラーボックスでも簡易冷蔵庫として使用できます。おしぼり等を凍らせておいてもよいかと思います。
温度設定を停電直前まででも可能な限り低温にすることで低温の維持を少しでも長くしましょう。
※戻し忘れると冷蔵庫の庫内のものでも凍ってしまうこともあるのでお気を付けください。
直撃する時間より前に早めにお風呂を済ませておいて、浴槽に水をためておいてください。
濡らしたタオルで体を拭くことで体温を下げられますし、万が一断水の際でも水洗トイレのタンクの水の補充としても使用できます。
⓵飛来するものを片付ける
自転車、植木鉢、物干し台など、家の外にあるものを家の中へ入れておいてください。飛んでしまった際に自分の、又は他人の家を破壊することになります。
またベランダに出しているものも室内に入れておいてください。極端な話、ゴムのスリッパといえど風速50mで飛んでくるとガラスを割る可能性大です。
②窓に養生テープを貼る
実はガラスが割れないための効果はほぼありません。しかしながら、万が一割れた際のガラスの破片の飛散を抑える効果がありますので無駄ではありません。「売り切れたからガムテープで代用」をするとはがす際に糊が残って大変苦労します。
強風時には、換気部分から雨が吹き込むこともあります。とはいえ、完全にふさいでしまうと最近の住宅は機密性能が高いので換気できなくなってしまいます(一酸化炭素中毒や熱中症の危険も)。吹き込みや風の音が気になるときは全部を塞がずに一部は通気するようにしておいてください。
排気のスイッチ(お風呂・トイレ・キッチン等)はできれば切っておいてください。強風により大きな負担がかかり故障することがあります。
家は直せます。災害であれば保険の対象となったり、国や自治体の支援もあるでしょう。しかしながら健康を害したりしんどい思いをすることは誰も代わりをすることも保障することもできません。
まず、安全の確保と万が一の備えをお願いいたします。