アイデザインホーム 建築部の白佐木です
今回は、内装の壁紙を貼る作業(クロス工事)についてお伝えします
壁紙とは言っても、主流は『ビニールクロス』が一般的ですが
仮に、素材が紙であっても、布であっても、ビニールであっても
材料の厚みは1mmも無いような薄いものなので、貼る前の『下地処理』が重要な工程になります
上の画像は、その下地処理中の状況ですが
仕上りをより綺麗にする為、クロス職人さんはこの『下地処理』に手間と時間を掛けます
『下地処理』の事を『パテ処理』と言いますが
まずはパテで、下地である石膏ボードのジョイント部分などを埋めていき
乾いたところで、サンドペーパー等で擦り、継手を解らなくしていきます
それだけでは終わらず、同じ作業をもう一回行いますが
2回目は、初回に比べて『きめ細かい』パテ材を使用し、更にペーパーで擦り
限りなくフラットな状態に持っていき、そこでようやくクロス貼りの工程へ進めます
その為、作業中は上の画像のように、擦ったパテの粉だらけの状態になりますので
職人さんは体中真っ白になりながら、その『下地処理』の作業を行っています
その後、クロス貼りの工程に入った同じ場所が下の画像ですが
下地処理中(パテ処理中)は、同じ場所とは思えないぐらいの状態です
その期間は、決して掃除のできてない建築現場ではなく
すべき工程を、きちんと行っている証拠ですから、逆に安心頂ければと思います
床面積・仕様により多少の日程差はありますが
一般的には、1週間~10日程度がクロス工事の期間になります
中々、そのタイミングに建築現場に来られることは、無いかもしれませんが
期間の1/3~半分は、そんな下地処理の状態です
もし時間に調整付けば、内装工事中も立ち寄って見て下さい
但し、服とか髪とか『真っ白』になるかもしれませんので
それなりの服装と覚悟は必要です