九州電力ですが太陽光発電の買取が増えすぎたため
買取を中断するかもというニュースです
即座に九州電力は当社が発表した事実ではないと否定はしていますが
現在検討中という表現はしていますので方向性は報道のとおりと思われます
上記図は現在でも網掛けのエリアは事実上買取を拒絶されている(接続拒否)エリアだそうで
南九州は川内原発のあたり以外ほぼムリな状況です
というのも、太陽光発電が増えすぎたため
九州電力の送電線や変電所の容量が足りなくなってしまい、九州電力が接続を保留しているので
川内原発あたりは稼働していないのと元々余裕を持った送電線網があるからと思われます
逆に言うと商売になりやすい地価の安い田舎に突然メガソーラーを作るケースが多発し
送電線網がそんな電力の送電に耐えられない地域が多いってことと思われます
ちなみに再稼働が取り沙汰されている川内原発の発電量は1・2号機の合計で178万キロワット
九電管内の太陽光発電の出力は 7月末時点で339万キロワット
このままだと2020年度に600万キロワットになると見込まれているので、
川内原発の2倍から3倍以上の発電量になる見込みということで
その結果
原発は不要になり、再稼動する必要もなくなるということにならないように
という陰謀論も有ります
が
もともと20円平均で使っている電気を現在34.56円で販売して利益を得ようということなので
1.5倍もコストをかけて買い取っている分電力会社も使用料で負担している一般消費者も得はなく
ドイツでは電気料金が約2倍に跳ね上がり、他の欧州でも太陽光の買い取りを行っていたものの
負担の大きさに既に取りやめている太陽光買取制度の焼き直しですから無理があるんでしょう
原発は怖い・嫌だけど太陽光発電に偏りすぎても安定供給につながりませんので
太陽光だけとか原発だけでもなく、新しいエネルギーの研究も含む
利権のないホントにバランスのよいエネルギー供給の議論が見えないのですが・・・
中国電力管内のニュースではありませんが
元々の買取価格や系統網の不安定な恐れが有る場合買取を拒否できる事になっているなど
制度設計が間違っていたようには思いますので
来年以降は買取価格も下がっていくと思われますし
場所によっては、中国電力でも接続拒否という話が増えるかもしれません
今でも一部地域ではあるようですが九電エリアほどではないようです
逆に発電してる・検討中の方にとっては
とっても得では有りますしエコな発電であることも事実ですので
買取価格は下がってもソーラーシステムの価格も下がっていますので
制度がある内にご検討してみてください
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アイデザインホーム 安藤