こんにちは。アイデザインホームのオオタです。
先日、社員旅行で岐阜と大阪にいってきました。
いろいろと建築を見ることができたのですが、個人的に一番興味をそそられたのは
ライトの旧帝国ホテル(玄関ホールのみ…)でした。
ちなみに裏側はこんな感じになっていました。
もう、何人か紹介しているので、概要は省略しますが、
ライトは有機的建築と言う建築理念を提唱しており、これは以前ブログで紹介した、
ル・コルビュジェの理念とは相反するもので、自然や周辺環境との調和を重視して設計する
と言うものでした。
その建築のホール部分だけ移築して残されていると言うのはなんだか少し皮肉だな…。と思ったりもしたのですが、
中に入ってみると大谷石やレンガで細かい装飾が施されている豪華な建物でした。
少しクリスマス仕様になっていました 笑
大学のときに読んだことのある本で、ライトの有機的建築の概念はフラクタル幾何学(自然の複雑さを数学的に理論化したもの)の概念に似通っている。と言うものがあったのですが、
確かにこれだけの細かい装飾を全面に施していてもしつこく見えないのはそれらが『自然』に見えるからなのかなと思いました。
ライトの建築が好きかどうかは別として、見る価値のある建物だと思うのでぜひ見に行ってみてください。