今回は三重県四日市市で平屋を建築されたKさまに、2年ほど暮らしたお住まいについてインタビューさせていただきました。当時の打合せを懐かしみながら、しみじみと今の暮らしの豊かさを語ってくださいました。

Q.何がきっかけで家づくりを始められましたか?
もともとは実家で両親とともに暮らしていたのですが、そろそろ家族3人で自分たちだけの生活を始めたいという思いがあって、家づくりを考え始めました。
この土地は駐車場として使っていた場所で、ここがあったのも後押しになり、建てようと決断することができました。

Q. 住み心地はどうですか?
本当に快適です。快適なのが当たり前になっていて、特に困ることがない。生活動線もすごく良いし、明かりのバランスも良くて、普段は間接照明で過ごしていて、晩ごはんの時だけダイニング周りのスポットライトに切り替えると、雰囲気良くシンプルな料理がとても美味しそうに見えるんですよね。楽しく食事ができます。

そのおかげで、妻だけでなく私も料理をするようになりました。庭に植えたハーブを摘んで料理に使ったり、暮らしを楽しむ気持ちが自然と湧いてきたんです。
娘が友だちを連れてきても「ホテルみたい」「モデルルームみたい」と言ってくれて、下宿先から帰ってきたときには「やっぱりこの家が良い」と話してくれます。やっぱりリビングのこの空間が好きですね。
Q. こだわったポイントは?
たくさんありますが、一番はやっぱりガレージですね。キャンプ道具を置いたり、愛着のあるヴィンテージカーを眺めながらウイスキーを楽しんだり、自分の趣味を満喫できる空間になっています。家の中はモダン寄り、ガレージはアメリカンな雰囲気にして、別世界を作りました。ちょっと大きめの荷物が届いた時など、一時置き場にできるのも便利です。

それから外壁は塗り壁にこだわりましたし、大空間と天井の高さ、自然光がたくさん入ることも大切にしました。天井高は2.7mにしたのですが、ドアの規格に制限があっても(一般的な既製品の高さは最大2.4m)その開放感は譲れなかったですね。無垢の床材は裸足が気持ち良いし、娘と2人並んでもゆったり使える洗面台もとても満足しています。

洗濯が終わったらランドリールームですぐ干せるし、キッチンからもすぐ行けるし、家事ラクなので生活しやすく助かっています。
あとはキッチンもこだわりました。身長に合わせて少し高めに設計してもらって、存在感のある空間に仕上げています。だいぶ値上がりしましたね(笑)照明や壁紙もお気に入りのものを選んで、全体の雰囲気に合うようにしました。
Q. 何が決め手になりましたか?
担当の淺野さんの存在が大きかったです。私たちはこだわりが強い方で、「ああしたい」「こうしたい」という希望がたくさんありました。他社さんではある程度制限されることも多かったのですが、こちらではなるべく自由に実現できるように提案してもらえました。

細かい仕様についてもひとつずつ丁寧に確認してくれて迷う場面もありましたが、都度相談できる体制があったのでスムーズに進められました。柔軟さが一番の決め手でしたし、結果的に不満はひとつもなく、納得のいく家づくりができたと感じています。
Q. 暮らしに変化はありましたか?
本当に変わりました。以前は休日に外出することが多かったのですが、この家に引っ越してからは家で過ごすことが増えて、外出するのも家に置くインテリアなどを探しに行くことが最近の楽しみです。庭でハーブを育てて料理に使ったり、DIYで家具を作ったり。ガレージも活用していて、アウトドア道具や工具を置いて、何かと楽しんでいます。
この空間があることで、「帰りたい」と思える家になっていて、家で何かしたいと思えるんです。娘もよくリビングで過ごしていますし、家族全員が心地良くいられる場所になりました。

ロフトには娘が友だち4人を連れてきて泊まったり。壁にプロジェクターで映してシアタールームのようにして、楽しそうにしています。
Q. 家具選びのポイントは?
ソファは一目惚れでした。存在感があって、広い空間にもぴったり合っています。大人っぽい空間にしたくて紺色を選んだんですけど、今思えば最初に淺野さんがパースに入れてくれていたソファが紺色だったかもしれません。そのイメージがあったのかな。有名ブランドでなくても、全体的なバランスがとても良い感じで、これにして良かったです。

ダイニングの椅子は全て色違いにして、回転式のものを選びました。床を傷つけない工夫も考えての選択です。
テレビボードは自作しました。市販のものだと奥行きが深すぎて圧迫感があったので、ちょうど良いサイズを考えて30cmにしたんです。制作自体は1日で終わりましたが、どんなデザインにするか、扉を付けるかどうか、などかなり悩みました。工具も好きなので、ガレージでのDIYも楽しみのひとつです。

幅も奥行きも色もこの家にぴったりなシンプルなデザインのテレビボードはなんとご主人の手作り。今後扉を付けるかも?とのこと。
Q. 光熱費などランニングコストは?
太陽光を載せているので、売電もあってかなりありがたい存在です。電気代は多い月で14,000〜15,000円、少ないと12,000円程度のこともあります。ガスは2ヶ月で5,000円程度で、水道代も特に気になりません。
エアコンだけで快適に過ごせますし、家の断熱性そのものがしっかりしているからか、冬でも暖かいんです。光熱費が高いと感じることはありませんね。

Q. 最後に一言お願いします
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。家づくりを始めた頃は悩むことも多かったですが、担当の淺野さんが丁寧に導いてくださって、たくさんの方に支えられながらこの家を完成させることができました。
住み始めて2年が経ちましたが、「やっぱりこの家が良い」と心から思います。帰ってくるたびに「この家で良かったな」と実感しています。早く帰りたくなるし、家で何かするのが楽しいんです。
関わってくださった皆さま、夢を叶えていただいて本当にありがとうございました。ご縁ですね。これからも大切に、愛着を持って暮らしていきたいと思います。

K様邸の実例集ページも近日公開予定。どうぞお楽しみに。

