広島営業所の村井です。
今日は近い将来製品化可能と言われている我々にとっても大期待の技術についてご紹介します。
断熱材と言えば、我々が主に扱うのはウレタンフォーム、グラスウールなどがメインでもちろん透明なものではなく、使用される場所は、壁体内、床下、屋根、天井などですが、透明の断熱材が近い将来製品化されることができそうです。

「SUFA(Super Functional Air、スーファ)」という断熱材。エアロゲルという素材で「地球上の固体の中で最も軽く、最も屈折率が低く、最も断熱性能が高い素材」だそうです。「凍った煙」とも呼ばれるようでエアロゲルは90%以上が空気なんだそうです。エアロゲルそのものはNASAが宇宙用途で実用化はしてるそうですが、製造が高額すぎて一般市場には出回らなかったのです。
1990年代の技術で10㎝角の塊を作るのに4,000万以上かかってたそう…。そんな超高コストな断熱材が、なんとmade in JAPANで現実的なコストで生産可能なエアロゲルの開発に成功してるそうです。
このエアロゲルの断熱性能はグラスウールの3倍。従来の複層ガラスの間に挟み込めばトリプルガラスと同等の断熱性能があるそうです。そうなんです。透明で軽量だからガラスとガラスの間に挟み込むことができるんですよね!すごいですよね。

このSUFAという断熱材はティエムファクトリという企業と京都大学が共同開発をしてきたそうですが、まさにこれからの時代に必要な技術と素材。様々な分野に利用が期待されているそうです。

この断熱材が実用化されて市場に出てくると、家づくり(だけじゃないですけど)の概念が大きく変わってきますよね!楽しみですよね!
ということで、今後要注目の技術開発についてのご紹介でした。