
マイホームを考えようという方で建築用地の準備には大きく分けて2パターンあります。
①土地があって建物だけを検討する
②土地から探して検討する
今回のテーマは「土地探しをするにあたって大事なコト」なので、②の土地から探して検討するについて書いていきたいと思います。
みなさん誰しもそうだと思いますが、駅近でスーパーが近くて、コンビニも近くて、バス停も近くて、平地で、広さもあって、予算も手頃で…などなど、言い出したらキリがないほどの理想がありますよね?
だけど、その全てが叶う土地って現実的にはなかなか出会えないですし、あったとしても手が出せる予算の範囲に入って来ない(無限に潤沢な資金があれば別ですが)確率が高いという事はみなさん想像に容易いと思います。
という事は、先ずやらないといけない事は優先順位の整理からという事になります。
土地探しでよくある叶えたい要望
- 実家の近くで検討したい
- 学校区に指定がある
- 通勤・通学の便が良い場所が欲しい
- 周辺施設の充実した場所が欲しい
- 災害リスクのある地域は避けたい
- 高低差が無い土地を見付けたい
- 公共交通機関が使いやすい場所が欲しい
- 駐車スペースが2台は確保できる土地が欲しい
- 進入路が狭い場所は選びたくない
- 日当たりの良い土地が欲しい
- 近隣からの影響が少ない土地が欲しい
- 治安の良い場所を選びたい
などなど、様々な要望があると思います。できるだけ多くの要望を満たせる土地に出会いたいですよね。
土地探しのポイント1:家族で話合って優先順位を決めていこう
マイホーム購入って、家電や車の購入と違って数年で買替前提で選ぶわけにはいきません。ほとんどの方が一生をそこで暮らしていく前提ですので、慎重に選んでいかないとなりません。先ずは家族でよく話合って優先順位の整理からしていきましょう。
《よくある事例》
例えば夫婦共働きを続ける前提の方ですと、ご両親の支援も受けたいので「実家と同じ団地で」という方も非常に多いです。
職場には公共交通機関で通勤しないとならないので「公共交通機関が使いやすい場所が欲しい」という方も非常に多く、駅やバス停に現実的な徒歩圏内で行ける場所を選びたい方。
定期的に移動があるので、どこの職場になってもある程度対応しやすい場所を選びたい。といった方や、ご夫婦ともに出身は隣県だったり他県でという方なんかは、インターチェンジの近くが理想。といった方もいらっしゃいます。
庭が欲しいのでマンション購入ではなく注文住宅を検討したい。キャンプはちょっとハードル高いから自宅でグランピングしたい。なので適当な広さの庭が作れる広さの土地が欲しい。
すでに就学してるご家族が居るので学校区を限定して土地探ししたい。
といった要望を優先順位上位にあげる方がいらっしゃいます。こういった要望についてはご家族によって様々で、優先順位もご家族によりけりです。
こういったご家族特有の要望は各々ご家族で話し合って整理していくしかないのですが、総予算に直結する大事な注意点があります。
土地探しのポイント2:隠れた費用増を事前把握する
マイホーム建築の為の土地選びなわけですから、土地の予算・建物の予算も含めた総予算を常に睨んで選んでいかないとならないわけですが、ここで実は一番重要なポイントになってきます。
私達のような専門スタッフに相談いただ前に、自力で「土地を決めて契約してきました。ここで建築費がいくらかかるか見立てをしたい」といったご相談をいただくケースが稀にあります。このケースは大幅予算オーバーの危険が潜んでいる事がよくありますので絶対注意が必要です。
- 建築予定地までの侵入経路が狭く部材搬入費が別途かかる
- 前面道路と敷地の高低差が大きく別途費用がかかる
- 土地の形状の都合で、建物建築費用が割高になる
- 擁壁や境界ブロックが今の法規制に適合せず別途予算がかかる
- 不動産業者に伝えられた建築見込費用を大幅にオーバーしてしまう
- 地耐力があまり期待できない土地で補強費用がかかってしまう
などなど様々なケースで土地購入費用とは別に予測していなかった追加費用がかかってしまって、当初考えていた予算をオーバーしてしまう。予定していたサイズの家が建てられない。などといった残念な事になってしまうケースが稀にありますので、土地を見つけるにあたっては、そこで建築する為にかかる費用の事前把握が最も重要だといえます。
土地探しのポイント3:土地選びは総予算を常に睨みながら検索する
前述した隠れた費用増を事前に把握するためには、土地探しを進めるにあたって、建てたい建物の要望整理も同時に検討する事をおすすめします。
建てたい建物の大きさや部屋数、設備によって建築費用は変動します。
平屋、2階建て、3階建て、ガレージ付やスキップフロア、中庭のある家など、ご希望される建物のタイプによっても建築費用は変動します。坪数×坪単価ではなくタイプによって建築費用は変わってきます。
これらに加えて、建築予定地の敷地状況・周辺状況によって付帯費用も変わってきますので、
建てたい建物の要望
実際にその土地で建築した場合にかかるであろう費用
の見立てをしておくことは、総予算に大きく影響する要素なのでとても大事で、土地選びには事前の調査やある程度の事前計画をしながら進めていくことが成功の秘訣です。たくさんある要望の整理から事前調査、物件情報集めまで一貫してご相談いただけますので、まだまだこれからという方も、本格的に土地探しをしたい方も、何から始めていいのやら?という方も、是非お気軽にご相談いただけたらと思います。
アスタ営業所 関光