こんにちは。
奈良県の橿原展示場の前(名前です)です。
部屋干しは天気に関係なく干すことができたり、花粉や黄砂などの付着を防ぐことができるので採用を考えている方も多いと思います。今回はそんな室内干しの臭いの原因と対策についてご紹介します。
臭いの主な原因は以下の4つ
- 雑菌の繁殖
- 洗剤や柔軟剤の残留
- 洗濯機の汚れ
- 通気が良くない
1. 雑菌の繁殖
室内干しでは乾燥が遅れるため、湿った環境が長時間続きます。この湿気は雑菌が繁殖しやすい条件を作り出し、その結果として嫌な匂いが発生します。風通しが良く、直射日光の当たる場所で干す方が乾燥が早くなり、匂いの原因となる雑菌の繁殖を防ぐことができます。
ランドリースペースのレイアウト等にもよりますが、自然換気も利用して室内干しを利用する際は、再風性の良い、縦すべり出し窓(横にスライドして外側に開く窓)や横すべりだし窓を採用するとより良いと言えます。
2. 洗剤や柔軟剤の残留
洗濯物に洗剤や柔軟剤が残ると、それが匂いの原因となることがあります。特にすすぎが不十分な場合、これが顕著になります。適量の洗剤を使用し、抗菌効果のある洗剤や柔軟剤を使用することが効果的です。また、洗剤や柔軟剤の投入口は洗剤が固まって残留しやすい場所なので柔らかいブラシなどで汚れを落としましょう。
3. 洗濯機の汚れ
洗濯機自体が汚れていると洗濯物に雑菌が移り、それが匂いの原因になることがあります。定期的に洗濯槽クリーナーを使用してカビやぬめりを除去しましょう。目安として月に1回程度のクリーニングがおすすめです。
4. 通気が良くない
洗濯物を密集して干すと空気の流れが悪くなり乾燥が遅れるので、雑菌の繁殖が促進されます。洗濯物同士の間を5~10㎝空けるようにしたり、タオルやデニムなどの厚手の衣類は特に乾きにくいのでより広めに間隔を空けて干すのが効果的です。
アイデザインホームでは第一種換気+全熱交換タイプが標準
全熱交換とは顕熱と潜熱の両方を交換するという意味で、温度と湿度の両方を交換しながら換気するシステムです。また、ダクト方式の一種換気システムは空気の流れも計算し設計され、空気の淀みが少なく効率的な換気ができるシステムなので室内干しと相性のよい換気システムであると言えます。
ベストな室内干し環境
より良い室内干し環境を実現するにあたり大切な事は、湿気をより効率よく排出できるか?に尽きますが、これを機械的に行うか?自然に行うか?になります。
機械的に行う場合
は、主として除湿器+サーキュレーターの併用がオススメです。その場合は事前に電源の位置や、除湿器に貯まる水の捨て場やルートを効率良く計画しておくことが良いと思います。
また、できるだけ
自然に乾燥させたい場合
は、原則としては効率的な窓配置による換気効率アップが必須です。また、室内干しする部屋の体積が大きい方が有利なので、2階配置で勾配天井を利用したり、ホールを利用するなどの工夫があるとより良いと思います。
マイホームを建築の際は室内干しを検討したい方。是非ご相談くださいね。