11月10日に令和6年度補正予算が閣議決定され、新しい補助金制度(こどもエコの後継事業)が発表されましたので現状の最新情報をお伝えします。
「質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅支援」(仮称)
という仮称で発表されました。
子育てエコホーム支援事業として発表されました
現在公表されてる情報は➡コチラ

2023年までのこどもエコと違う点は補助金を受ける方法が2つになり、どちらで受けるか?によってもらえる補助金額に違いがあります。
子育てエコホーム支援事業の補助金を受ける方法
- 長期優良住宅の認定取得 ➡ 100万円
- ZEH住宅の認定取得 ➡ 80万円
このどちらかの認定取得をすることで、補助金を受けることができます。来年度からは長期優良住宅が優遇されるようになったので、長期優良住宅について少しまとめてみます。
長期優良住宅の認定を受けるメリットと補助金について
- 減税が受けられる
- 地震保険の割引
- 耐震等級認定が得られる
1.減税が受けられる
- 住宅ローン減税 最大控除額3000万円➡4500万円
- 固定資産税 1/2減税措置3年間➡5年間
この2点が大きいところで、その他に不動産取得税や登録免許税については2024年3月31以降の優遇についてはこれから発表があると思います。
2.地震保険の割引
長期優良住宅認定を受けると
耐震等級2は30%、耐震等級3は50%の割引が適用されます。
大半の方が受けられるメリットは、固定資産税と地震保険の割引だと思います。このほかにも融資金利の引下げなど受けられる場合がありますので、担当営業に相談してみてください。
3.耐震等級2以上が条件となるため。
長期優良住宅認定を受けるデメリットと補助金について
- 認定取得のための申請費用がかかる
- 建築コストが割高になる場合がある
- メンテナンス履歴作成・保存などの手間がかかる
がありますが、認定取得費用がかかっても得られる補助金額の方が大きいのでメリットの方が多く、建築コストについて、アイデザインホームでは標準仕様で長期優良住宅認定基準はクリアできるのでコストアップにはなりませんが、建築会社によってはコストがかかる場合があるので確認が必要です。メンテナンス履歴の作成・保存については、所定の点検をきちんと受けていただき、維持保全計画を建築会社に依頼し実施します。それに基づいて履歴の作成と保存がされるので、施主様にとっての大きな負担ではないと思います。
次に補助金を受けるにあたっての注意事項があるのでまとめます。
子育てエコホーム支援事業補助金の対象条件について
- 18歳未満のこどもの居る子育て世帯
- 夫婦のどちらかが39歳以下
- 建物ののべ床面積が50㎡以上240㎡以下
- 土地から購入の方は注意!対象にならない土地があります
1.~3.まではご覧の通りなので省略させてもらって、4.についてですが、土地から購入検討されてる方や、建築予定地が決まっている方は事前にチェックしておくべき事項です。
- 土砂災害特別警戒区域・災害危険区域に建築の場合は原則除外
- 市街化調整区域・土砂災害警戒区域・浸水想定区域などは半額
という条件があるので要チェックです。浸水警戒区域については、浸水想定3mを超える区域に限るとありますので、3m以下の区域は対象になります。上記の情報については、お住まいの行政区域ごとにハザードマップなどからご自身でも確認することが可能ですが、担当者にご相談いただくのが一番確実だと思いますので、是非相談してみてください。
補助金の手続きなどスケジュール
最後に手続きなどのスケジュールについてですが、未だ発表まもなくで手続き開始通知が出ていないので明確ではないのですが、前回予算は1709億円で9月28日打切りとなりました。今回は2100億の予算となります。これをどう捉えるか?になりますが、「マイホーム建てる!」と決断してる方や決断できる方は早いに越した事はありません。ご契約から実際に補助金申請可能な状態まで進めるにはおよそ半年程度(平均的に)はかかる見込みで検討する事をお勧めします。
以上、11月10に閣議決定され発表されたこどもエコの後継となる「質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅支援」(仮称) 子育てエコホーム支援事業についてのまとめでした。