2023年11月23日|吹抜けにすると寒くないの? | アイデザインホーム
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2023年11月23日

吹抜けにすると寒くないの?

こんにちは!

中百舌鳥営業所の前です!

今回はお客様からよくご質問をいただく、「吹抜けにすると寒くないの?」というテーマで当社の実例を交えながらお話ししたいと思います。

吹抜けのあるメリット

①解放感が生まれる

②自然光を取り入れやすい

③家族とのコミュニケーションが取りやすい

④家の中の温度差をできる限り無くすためにはマスト

吹抜けのあるデメリット

①匂いや音が伝わりやすい

②掃除がしづらい

③暖房が効きにくい

①匂いや音が伝わりやすい

構造上、上下の階を吹抜けで繋いでしまうので、食事の匂いや生活音が伝わります。本来、吹抜けのある家はそれを良しとし「家族の気配を感じられる」スタイルを求める方に適した計画方法ではあるのですが、どうしても匂いと音が嫌な場合は、プラン上の工夫で吹抜けが2階ホールなどに接しない吹抜け部分の四方が壁で囲われるようなプランにすると良いです。ただし、この方法を採用した場合は吹抜けがある事で得られる大きなメリット④を失ってしまうので、十分に優先順位を考えて採用してください。

②掃除がしづらい

吹抜け空間に出した梁、シーリングファン、採光用の窓の窓台なんかの掃除がしづらくなってしまいます。アジャスターで伸びる掃除グッズなどを利用しながらお掃除していただくようになりますが、それらを使って上手く掃除ができるよう設計段階で配置計画しておけば②のデメリットは最小限に抑えられます。

③暖房がききにくくなる

暖房が効きにくくなる原理は、「温かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する」という現象によるものです。さらには、吹抜けに配した採光用の窓からコールドドラフト起こすと、それがさらに加速してしまいます。一般的に「吹抜けにすると寒い」となる要因はこの2つによるものです。

※コールドドラフトとは?

コールドドラフトとは、冷たい窓辺から発生する下降冷気のことで、室内に温度差が生じるため空間の快適性を損なうばかりか、脳溢血や冷え性が悪化するなど身体的にも悪影響を及ぼすと言われている。Wiki

なので、吹抜採用するならこの2つが解消できるよう計画することが重要です。

では、

この2つのデメリットをどうやって解消していくか?

シーリングファンを設置して、上昇して溜まろうとする暖気を常時動かして家全体に行き渡るようにすると良いです。シーリングファンが好みでなかったり、ペンダントタイプの照明を吹抜けから吊下げたい場合は、床面を直接温める事で冷気が下に溜まって寒いと感じる感覚を大きく軽減できる床暖房を採用する事で効果は出せますが、床暖房はメンテナンスやコストの面で不利になってくるので、ご予算次第となってしまい、どなたでもというワケにはいかないかもしれませんので、やはりシーリングファンを設置する方法がよりベストアンサーになのではないかと思います。

コールドドラフトを軽減するには?

一番は原因となる窓を設置しない事がベストではありますが、それだと解放感や採光が得られなくなってしまいます。コールドドラフトの解消には

これらによってコールドドラフトを軽減できます。外気から受ける影響を極力カットすることが大事ということですね。吹抜を採用していない家でも大開口サッシを採用した場合などコールドドラフトの影響を受けやすい場合があります。コールドドラフト軽減を意識した計画は、省エネ効果向上に大きく寄与するので、住まいづくりの基本として抑えておくことをお勧めします。

西日が差し込んで暑いを解消するには?

ひと昔前の家づくりは夏型対策を基本とされていることが良しとされていましたが、昨今では夏型冬型の両方対策を備える事が重要で、快適かつ省エネな暮らしに繋がるキモとなります。では具体的にはどういった事で対策していくか?ですが、

冬は日射取得して夏は日射遮蔽する

を具体的に対策する必要があります。

冬は日射取得

冬は積極的に日射取得して、電気や燃料によるエネルギーにできるだけ頼らない設計計画を実施することが望ましいです。これには今回のタイトルテーマでもある吹抜けは大きく貢献要素です。実際に建築する土地の方角や周囲の建物の状況も加味しながら計画する事で効果的な日射取得が得られ、快適で省エネな暮らしが実現できます。

夏は日射遮蔽

今度は逆に、冬に日射取得しやすい計画にすると夏の日射遮蔽と矛盾するのでは?となると思いますが、これは建物の設計計画や設備によって対策ができます。基本的には南面の窓は大きく、東西北面は窓をより小さく計画するのがセオリーではあるのですが、土地の道路向きなどでそれそのままにはいかない事も実際に多く、そんな場合は適材適所に軒を作って、夏の室内温度上昇に大きく影響する西日対策をしたり、デザイン的に軒や庇を設けたくない場合は室内側にブラインドやスクリーンで日射遮蔽できるよう計画する事が望ましいです。

軒と外部シェードで日射遮蔽対策をした事例
玄関庇と西向きの大型開口の庇を兼用した事例 奥行1820
ガレージ・玄関・大型開口部に一体型の庇を設けた事例 奥行1820

実際には、日射遮蔽・日射取得のみを優先して計画するのはなかなか難しくて、隣接する建物からの視線や隣地との距離だったり、建築する立地条件や建てたい建物のコンセプトによっても変わってきますので、私達プロと入念に相談してベストな方法を選択していきましょう。

ということで、今回のテーマ「吹抜けにすると寒くないの?」について。

一般的によく言われている吹抜けのデメリットは設計計画で十分に打ち消すことが可能で、メリットを活かした明るくて開放的な空間づくりが可能です。気になる方は是非スタッフにご相談ください。

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