色選びで何を基準にして何から決めれば良いか迷いますよね。
コーディネートの助けとなるご自身のコンセプトを見つけられると後はそのスタイルに合うものをチョイスしていくだけ。まずはコンセプトを考えるための基準としてご自身の理想の暮らしをイメージしましょう。今回は3つの観点からコンセプトを絞っていき、実際に色を選ぶときのポイントをご紹介します。
- 好みのスタイルを見つける
- 床の色から考える
- 汚れが目立たない色
好みのスタイルを見つける
まずは様々なスタイルを知るところからはじめましょう。

それぞれのスタイルは時代や地域、文化などによって分類されていて使う色と素材のなどの組み合わせがあります。
ホテルライクなら
ホテルのように生活感がなく色みはシンプルだけど高級感のある空間。間接照明で演出をプラス。
- 色:ホワイト×グレー×ブラック
- 素材:大理石×タイル×金属(ゴールドやシルバーなど)
- 間取り:吹き抜け、スケルトン階段、大きな窓
インダストリアルなら
工業、産業の意味合いがあり男性人気の高いスタイル。車いじりの好きな方はガレージの中に取り入れられることも。
- 色:ブラック×アクセントカラーにダークグリーン、レッド
- 素材:工業系アイテムのアイアン、足場板、コルク、コンクリート、レンガなど
床の色から考える
部屋は大部分が壁と床で構成され床のイメージでどんなスタイルが合うか決まってきます。
必ずしもスタイルを見つからずともに暮らし方をヒントに選んでくこともできます。
部屋を広く見せたい人
膨張色であるホワイト系など明るい色の床を選ぶと良いです。
- 間取りが広くないのでリビングはできるだけ広く見せられる
- トイレなどそもそも狭い空間に圧迫感を減らせる
似合うスタイル → ホテルライク、北欧風、シンプルモダン
反対にブラックブラウン系の濃い色を選ぶと
- 落ち着いた大人っぽい空間になる
- ヴィンテージ系の小物が好きな方
似合うスタイル → インダストリアル、ブルックリン、ヴィンテージ
ただし、明るい色暗い色の床には気を付けるポイントがあります。
白い床 | 黒い床 | |
髪の毛 | 目立ちやすい | 目立ちにくい |
ホコリ 汚れ | 黒く目立つ | 白く目立つ |
キズ | 目立ちにくい | 目立ちやすい |
足あと | 目立ちにくい | 目立つ |
ホテルライクに好まれる鏡面素材も、暗めの色は特に光の加減でキズが目立つので引っ越しの時に段ボールを引きずったり、小さなお子さんがいらっしゃる家庭は注意が必要です。
掃除などに手間をかけたくない方は
上記理由から中間色であるナチュラル系の床がおすすめです。
ナチュラル系の中にも木目の柄の主張が強いもの弱いもの、色の濃淡など様々あります。置きたい家具やインテリアに合わせて対照的に仕上げることができます。


西海岸風の方は白く明るい雰囲気で木目の主張がしっかりあるもの床とさわやかなブルー系でクロスとソファなどを合わせています。ブルックリン風の方は落ち着いた色みの床に全体的にクロスもグレーにトーンダウンし、レンガ調のアクセントクロスとベロアのソファがポイントになっています。
色選びのポイント
イメージが付いてきて実際に品番を絞っていく際の色選びのポイントをご紹介します。
床が一番暗く → 壁 → 天井 に向かって明るくなるようにする
→部屋が明るく天井が高く見える(上のブルックリンスタイルのように)
使う色は3~4種類に絞る
カーテンやクッションの柄などのアクセントカラーも含めて3色にまとめると統一感が出ます。同じ柄でも色違いの品番がある場合は、床や家具に近い色を選びましょう。左の写真では床に黄色みがあるのでメインのクロスはグレーではなくベージュになっています。右の写真ではグレーでまとめているので柄物もアクセントもグレーの方になっています。



小さなサンプルは壁に実際張られると色が薄く見える
→理想に近づけるには少し濃い色を選びましょう。

まとめ
- 好みのスタイルを見つける
- 床の色から考える
- 汚れが目立たない色にする
- 床が一番暗く → 壁 天井 に向かって明るくなるようにする
- 使う色は3~4種類に絞る
- 小さなサンプルは壁に実際張られると色が薄く見える
これらをヒントにコーディネートのお役に立ててください。
桑名展示場 𠮷富でした。
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