こんにちは。
小牧展示場の安藤です。
地震大国である日本では大地震の備えとして住宅の耐震性能だけでなく、災害対策についても考えていくことが、今後の家づくりを考えるうえで重要とされています。2024年8月8日には、南海トラフ大地震注意報が発表され 災害対策が今までより一層、注意を向けられています。
今回は災害時に向けてどのような備えをするべきかについて記事にします。
はじめに
~災害時のインフラ復旧までの予測時間について
1. 電力
- 予想時間: 数時間から数日、場合によっては数週間
- 備考: 小規模な停電であれば数時間で復旧しますが、地震や台風などによる大規模な停電の場合、復旧までに数日から数週間かかることがあります。
2. 水道
- 予想時間: 数日から1週間以上
- 備考: 水道管の損傷や水源の汚染が発生すると、復旧までに時間がかかることがあります。特に地震後は、断水が長引くことが多いです。
3. ガス
- 予想時間: 数日から1週間以上
- 備考: 地震の際には、安全のためにガスの供給が停止されることがあり、復旧には時間がかかることがあります。配管の点検や修理が必要な場合はさらに長引くことがあります。
災害時の備え
~災害対策グッズの紹介
《基本的な防災グッズ》
1. 水
- 数量: 1人あたり1日3リットル × 3日分
- 用途: 飲料水、衛生用
2. 非常食
- 数量: 1人あたり3日分(3食×3日)
- 例: 缶詰、乾パン、エネルギーバー、インスタント食品
3. 携帯ラジオ
- 数量: 1台
- 用途: 情報収集(AM/FMラジオ、電池式や手回し式)
4. 懐中電灯
- 数量: 1台
- 用途: 夜間の照明、予備の電池も準備
5. 予備の電池
- 数量: 懐中電灯やラジオ用に必要な分
6. 携帯電話充電器
- 数量: 1つ(モバイルバッテリータイプが望ましい)
7. 応急手当セット
- 数量: 1セット
- 内容物: 包帯、消毒液、絆創膏、薬、ハサミなど
8. 防寒具・衣類
- 数量: 1〜2セット
- 内容物: 防寒用ブランケット、靴下、下着、雨具
9. 現金(小銭を含む)
- 数量: 数千円程度
- 用途: 通信やATMが利用できない場合の支払い用
10. 重要書類のコピー
- 数量: 各1部
- 内容: 身分証明書、保険証、通帳のコピーなど
11. ビニール袋・ゴミ袋
- 数量: 数枚
- 用途: 衛生管理、ゴミ処理用
12. ホイッスル
- 数量: 1個
- 用途: 助けを呼ぶための音を出す手段
13. 使い捨てマスク
- 数量: 数枚
- 用途: 感染症予防、防塵
14. ティッシュ・ウェットティッシュ
- 数量: 数パック
- 用途: 衛生管理
15. 家庭用薬品
- 数量: 1セット
- 内容: 頭痛薬、胃腸薬など日常的に必要な薬
16. その他個別の必要品
- 数量: 必要に応じて
- 例: 眼鏡用品、乳幼児の用品(おむつ、粉ミルク)など
このリストを元に、自分や家族の必要に応じてカスタマイズすることが大切です。持ち出し袋は定期的に点検をし、賞味期限や内容物の更新も忘れないようにしましょう。また、持ち出し袋は持ち出しのしやすい玄関収納(土間収納)やパントリー(食糧庫)などに保管をしておくと緊急時に取り出しやすいです。
《用意しておくと便利なアイテム》
1. ポータブルトイレ
- 用途: 水道が使えない状況でのトイレ代わり
- 備考: 簡易トイレや凝固剤付きのトイレ袋など
2. サバイバルブランケット
- 用途: 防寒、保温
- 備考: 軽量でコンパクト、緊急時に身体を温めるのに役立つ
3. マルチツール
- 用途: 切る、開ける、修理など多目的に使える
- 備考: ナイフ、ドライバー、万能ツール
4. 防水ポーチ
- 用途: 重要書類や電子機器を水から守る
- 備考: スマートフォンや貴重品を安全に保管
5. 携帯用浄水器
- 用途: 安全な飲料水の確保
- 備考: 川や池の水を飲料水にするためのフィルター
6. バンダナやスカーフ
- 用途: 多用途(包帯、頭巾、ホコリ避けなど)
- 備考: 軽くて持ち運びが便利
7. 折りたたみ式スコップ
- 用途: 道具として使う、緊急時に掘る作業が必要な場合
- 備考: コンパクトに収納可能
8. 使い捨てカイロ
- 用途: 暖を取る
- 備考: 寒い時期や夜間に便利
9. ジップロック袋
- 用途: 小物の整理、防水
- 備考: 食料や書類などの保護に便利
10. 懐中電灯用のヘッドランプ
- 用途: 両手を自由に使いたい場合の照明
- 備考: 夜間の作業や移動に便利
11. 耳栓
- 用途: 睡眠を確保するための騒音対策
- 備考: 避難所での騒音が気になる場合に役立つ
12. 書籍や小型ゲーム
- 用途: 精神的なリフレッシュや時間を潰すため
- 備考: 避難所での長期生活に備えて
13. 洗面用具セット
- 用途: 身体の清潔を保つ
- 備考: 歯ブラシ、歯磨き粉、小さなタオルなど
14. 避難所での快適グッズ
- 用途: 長時間の避難生活を少しでも快適に過ごすため
- 例: エアークッション、ネックピロー、アイマスク
これらのアイテムを揃えることで、災害時の不便さを軽減し、より快適に過ごすことができます。必要に応じて、自分の生活スタイルや環境に合わせて選びましょう。
《ペット用災害グッズ》
1. 水とフード
- 数量: 3日〜1週間分
- 備考: 普段与えているペットフードと水を、乾燥した場所で保管
2. 携帯用フードボウル・ウォーターボウル
- 用途: 外出先や避難所で使用
- 備考: 折りたたみ式のボウルが便利
3. ペットの薬
- 数量: 必要な分
- 備考: 定期的に服用している薬や、予備の薬
4. ペット用のトイレ用品
- 内容: トイレシーツ、猫砂、ビニール袋など
- 備考: ペットが普段使っているトイレグッズ
5. ペット用キャリーバッグ
- 用途: ペットの安全な移動や避難所での居場所として使用
- 備考: しっかりとした構造のものを選ぶ
6. リード・ハーネス
- 用途: 避難時や避難所での移動
- 備考: 慣れているものを用意
7. ペット用の寝具や毛布
- 用途: ペットの安心できる場所を作るため
- 備考: 匂いがついたものだと安心感を与える
8. ペットの健康記録
- 内容: ワクチン接種記録、健康状態、動物病院の情報
- 備考: コピーを用意し、防水ポーチに保管
9. ペットの写真
- 用途: 迷子になった際に識別するため
- 備考: 最新のものを用意
10. おもちゃやおやつ
- 用途: ペットのストレス軽減
- 備考: ペットが好きなものを少量用意
11. 使い捨てトイレ袋
- 用途: 排泄物の処理
- 備考: 小さくて持ち運びがしやすい
12. ペット用応急手当キット
- 内容: 消毒液、包帯、ピンセットなど
- 備考: 獣医に相談して必要なものを確認
13. マイクロチップや迷子札
- 用途: ペットが迷子になった際に発見しやすくするため
- 備考: 正しい情報が登録されているか確認
14. 使い捨てのビブロやタオル
- 用途: ペットの清潔を保つ
- 備考: 手軽に使える使い捨てタイプがおすすめ
ペットの性格や健康状態に応じて、必要なものを追加することも大切です。災害時はペットも不安を感じやすいため、普段から避難訓練やキャリーバッグに慣れさせておくと良いでしょう。
まとめ
~地震対策について
上記に挙げた災害対策グッズを用意するだけでなくこれからの家づくりにおいては
- 耐震性の高い家で地震をやり過ごす
- 建物の中でも安心ができる制振装置を装備する
- インフラ復旧までを乗り切るために太陽光発電を備える
などといった観点で、マイホーム計画を進めることは非常に重要です。アイデザインホームでは、皆さまの不安を解消するべく、高い耐震設計や制震技術だけでなく、太陽光発電設備などの災害時の備えについて、幅広いご提案をご用意しています。
ぜひお近くの展示場にお立ち寄りください。