耐震等級について解説 等級を上げるメリットあるの? | アイデザインホーム
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2024年7月13日

耐震等級について解説
等級を上げるメリットあるの?

倉敷支店の藤原です。

今年、石川県でも地震があり、耐震等級について気にされるお客様が増えましたので、耐震等級についてご説明させて頂きます。

耐震等級って知ってますか?

耐震等級について解説 等級を上げるメリットあるの?
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1995年に起こった阪神・淡路大震災では木造住宅の倒壊の原因が注目されるようになりました。その中でも特に「柱と梁の損傷」「壁のバランスの悪さによる倒壊」が問題点と見られ、それ以降柱の金物の強度や壁のバランスの計算をさらに厳しいものへと、基準の引き上げが行われました。さらにこの時から、耐震性は法律を守る最低ラインで済ませるのではなく、耐震性の階級を表す「耐震等級」が設定されるようになりました。

耐震等級とは、建物の耐震性能を表したものです。地震に対する建物の耐久力を基準に、耐震等級1耐震等級2耐震等級3の3つの段階に分けられており、等級の数字が大きいほど耐震性能が高いことを表しています。各等級はそれぞれ「耐震基準」と呼ばれる基準の1倍、1.25倍、1.5倍の地震の力に耐えることができるように定められています。

アイデザインホームのお家は耐震等級3相当で、金利優遇や補助金も受けられる場合がございますので、お客様によって耐震等級3の建物をご提案しております。

耐震等級の違いとは?

耐震等級1

耐震等級1は、建築基準法で定められている最低限の耐震性能を満たす基準です。きわめてまれに発生する震度6強~震度7相当(人が立っていられないくらい)の倒壊、崩壊しない程度を基準としています。(背景は阪神大震災がきっかけとなっており、震度6強~7相当とは阪神大震災の事を指しています。)

耐震等級2

耐震等級1の1.25倍の耐震性があることを示します。災害時の避難場所として使用される学校などの公共施設は、この基準を満たしてないといけません。また、長期にわたり良好な状態で住み続けられる住宅基準を示す「長期優良住宅認定制度」では、耐震等級2以上が認定の条件とされています。

耐震等級3

耐震等級1の1.5倍の耐震性があることを示します。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物の基準は、耐震等級3です。「住宅性能表示制度」の中では、もっとも地震に強いことを示しており、震度6強や7といった非常に強い揺れの後も問題なく住み続けられる強さがあります。

岡山で注文住宅ならアイデザインホーム 耐震等級

耐震等級を上げるメリット

金利優遇や割引について

耐震等級を上げることで地震保険の割引が受けられたり、住宅ローンの金利優遇を受けることができる場合など、経済的なメリットも多くあります。耐震等級を取得した住宅は、地震保険料に最大50%の割引が適用され、保険料負担が軽減できます。また、耐震等級を上げることで住宅ローンの優遇金利が利用できます。

耐震等級2では当初5年間、耐震等級3は当初10年間、金利が通常のものから引き下げられ、返済額を抑えることができます。

地震に強い家を作れる

耐震等級を上げることで、地震に対する建物の安全性が大幅に向上し、家族の命や財産を守ることができます。耐震等級1・2・3についてはご紹介した通り、耐震等級1の家と比べて、耐震等級2の家は1.25倍、耐震等級3の家は1.5倍の地震の揺れに耐えられる性能を有しますので、耐震等級が高いほど、地震による倒壊や損壊のリスクが低くなり、家族の安全を確保するための重要な選択となります。また、結果的に補修や修繕にかかるコストも抑えられる点がメリットです。

地震に負けない家づくりをしましょう

耐震等級について解説 等級を上げるメリットあるの?
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耐震等級を上げるデメリット

耐震等級を上げることにはメリットもデメリットあります。デメリットも理解した上で、バランスの取れた選択をすることが重要です。

コストがかかる

耐震等級を上げるためには、通常の建築よりも多くのコストがかかってしまいます。具体的には、強度を増すために使用する材料や構造の強化が必要となるため、追加費用として反映されます。耐力壁や耐震金物の増設、基礎の強化など、地震に耐えるための工事には高額な費用が伴います。また、等級が高くなるほど必要な補強や材料も増えるため、その分コストも上がってしまいます。これにより、予算を考慮しながら耐震等級を決めることが重要となります。

間取りに制限がでる可能性がある

耐震等級を上げるためには、建物の構造を強化する必要があるため、設計の自由度が制限されることがあります。例えば、大きな開口部や吹き抜けの設置が難しくなる場合は、耐震性を確保する耐力壁や柱が建てられないためです。さらに、間取りの自由度が下がることで、理想なデザインや広々とした空間を実現することが難しくなる場合があります。特に、広いリビングや大きな窓を希望する場合には、耐震性とのバランスを考えて安全性にも配慮しましょう。しかし、設計の段階で耐震性とデザイン性のバランスを工夫をすることで、どちらをも両立が可能です。

より耐震性の強い家作りにするには?

2016年に熊本地震がありました。耐震等級3のお家でも倒壊した事例があります。そこで、注目されたのが「壁直下率」です。地震は繰り返し起こるものです。本震や余震に備えた家作りをアイデザインホームでは提供させて頂いてます。

壁直下率とは

1階と2階で柱や壁の位置が一致する割合のことです。適正な直下率は50%以上が望ましいといわれています。建築基準法に直下率の正確な基準は決まってないですし、耐震等級を取るために、一定の直下率を確保する必要もありませんが、この率が50%を下回ると、建物の上層部分を支える面積が不十分であることを意味し、地震などの揺れに対する建物の安定性が低下してしまいます。

そこをアイデザインホームでは、直下率50%以上を必須とした提案させて頂いております。基本ルールとして耐震等級3を取れる構造になっており、直下率も50%以上のお家なので、耐震性に優れてるお家を提案させて頂けます。

岡山で注文住宅ならアイデザインホーム 壁直下率

まとめ

よく鉄骨住宅の方が、耐震性が優れていると思われる方がいますが、そんなことはございません。しっかりとバランスの取れた間取りでお家を作ることで、鉄骨住宅に匹敵するぐらいの木造住宅を作ることができます。

ちなみに日本最古の木造建築は奈良県にある法隆寺です。約1300年この建築物は姿を変えることなくその形を保ち続けています。地震や豪雨などの災害を受けてもなお倒壊していないのは、実は木の性質で伐採してから強度が高くなっているからだそうです。そう考えると木材というのは思っているより強い物なのですね。

何か気になることがあれば、藤原までご相談ください。

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