基準が新設されるZEH、 これからの家づくりの新常識に | アイデザインホーム
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2025年6月5日

基準が新設されるZEH、
これからの家づくりの新常識に

はじめに

「ZEH(ゼッチ)」という言葉が登場して久しいですが、いま再び注目が集まっています。理由は、国が現在進めているZEH基準の見直しです。断熱性やエネルギー効率の基準がさらに引き上げられ、“新ZEH”=基準の引き上げが議論されているのです。

補助制度にも大きな変化があり、従来の「子育て世帯支援」から、全世帯を対象とするGX志向型住宅補助への転換が進みました。

この記事では、最新の国の動き、補助金制度、蓄電池やDR(デマンドレスポンス)との関係まで、今後の家づくりに影響する「制度改正のリアル」を掘り下げます。

目次

1. ZEHとは?改めて整理したい基本の定義

広島・岡山・山口・大阪・兵庫・奈良・愛知・三重・岐阜で注文住宅ならアイデザインホーム|モノトーンでまとめたLDK

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、以下3つの要素から成り立ちます。

この3つを組み合わせ、「エネルギー消費≦エネルギー創出(または実質ゼロ)」を目指すのがZEHの基本的な考え方です。

2. ZEH基準の見直しが始まった理由

ZEHの見直しには、以下の国の方針が背景にあります。

これを受けて経済産業省・資源エネルギー庁では、新しいZEH(案)を設ける方向で議論が進められています。

3. 補助制度も変わった:GX志向型住宅とは?

広島・岡山・山口・大阪・兵庫・奈良・愛知・三重・岐阜で注文住宅ならアイデザインホーム|家族がくつろぐリビング

2024年までは、「こどもエコすまい支援事業」や「子育てエコホーム支援事業」として、子育て世帯や若者夫婦を対象にした補助制度が中心でした。

しかし2025年度からは、「子育てグリーン住宅支援事業」に制度が刷新され、新たにGX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅という枠組みが設けられました。このGX志向型住宅は、従来のZEHを超える性能が求められ、事実上「新ZEH(案)相当」の水準といえます。

GX志向型住宅とは?

これまでの補助制度と大きく異なるのは、すべての世帯が対象になった点と、求められる住宅性能が大幅に引き上げられた点です。

GX志向型住宅の補助金額(2025年度)

制度としてはまだスタートしたばかりですが、国が今後“理想とする住宅像”を補助という形ではっきり打ち出した制度といえるでしょう。

出典:子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省)

4. 蓄電池とDR補助金:新築住宅も対象に

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ZEH住宅において今注目されているのが、蓄電池の導入です。
これは、再エネの自家消費率を高めるだけでなく、DR(デマンドレスポンス)という仕組みによって、電力需給バランスに貢献できることが理由です。

DR補助金(2025年度)

出典:資源エネルギー庁

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5. 戸建て住宅の新ZEH定義(案)

GX志向型住宅と同等の水準が2027年からの新しいZEHとなる見通しです。(現段階では案のため確定ではありません)

山陽・関西・東海の注文住宅はアイデザインホーム|広島・岡山・山口・大阪・奈良・愛知・岐阜・三重

基準が新設されるZEH(案)に要注目です

出典:経済産業省 更なる省エネ・非化石転換・DRの促進に向けた政策について

6. 木造注文住宅とZEH新基準の相性

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木造住宅は、本来断熱性・調湿性に優れた素材で構成されており、高性能住宅との相性は良好です。構造の自由度が高いため、以下のような設計対応も柔軟に行えます。

太陽光発電に適した屋根形状の設計
吹抜けや勾配天井でも断熱等級6以上に対応
断熱材の厚み調整や構造材の工夫によるC値の最適化

また、コンパクトな延床面積(30〜35坪)でもUA値0.46未満、BEI≦0.65を達成するプラン例も多く、今後の新ZEH(案)への対応は十分現実的です。

7. 今後の家づくりにどう備えるべきか?

現時点で、新ZEH(案)についての補助金の正式決定はされていませんが、以下の点を意識した計画が重要です。

補助金対象住宅の基準を常に把握する
太陽光+蓄電池+HEMS(家庭用エネルギーマネジメント)のセット採用
断熱性能(UA値)と気密性(C値)のW対応

アイデザインホームでは新ZEH(案)に対応できる断熱性能を標準採用し、全棟気密測定を行うことで計画した断熱性能を正しく発揮できる住まいを提供しています。

まとめ|“まだ決まっていない”けれど、
だからこそ注目したいZEH新基準

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ZEHは、もはや一部の意識高い人向けの住宅ではありません。新たに設定されようとしているGX志向型住宅、DR補助金の流れを見ればわかるように、「高性能な住宅こそ、暮らしやすく、補助金も手厚い時代」が始まっています。

制度の正式な発表を待ちながらも、すでに家づくりのスタンダードは大きく変わりつつあります。

「これから家を建てるなら、どこまで見据えておくべきか?」それを考えるきっかけとして、今後のZEH基準の行方は要注目です。

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